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 021225  でもその年のクリスマスの日 

 明治通りには轢死した赤い鼻のトナカイが転がっていました。ピカピカの鼻もこんなに明るい夜道では不要のようでした。いつも泣いてたトナカイの代わりに僕は泣きました。今宵こそはと泣きました。



 021216b  芽吹き 

 庭先に芽が出た。そういえば、一昨年あそこに埋めたのをすっかり忘れてた。一度諦めてろくに手もかけていなかったのに、芽が出るなんて。自然は偉大だ。今度はちゃんと水を与え、害虫対策をして、肥料も与えよう。大きく大きく育つように。もう失敗は繰り返さないように。一昨年のあの人の様にならぬように。
 あの人を埋めた庭先に、あの人の指にそっくりな芽が吹きました。



 021216a  引き蘢ります 

 「ゼルダの伝説 風のタクト」→「デッド トゥ ライツ」→「パンツァードラグーン オルタ」→「アンリミテッド:サガ」の順でがんばります。合間に「ソニック メガコレクション」もがんばります。
 では、まずは赤獅子の船に乗って風にふかれて、いってきます。



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G A M E O V E R
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 021202  漬け物 

 ■塩漬けにしておいたアイデアはもう賞味期限が切れていた。せっかくとっておいたのに鮮度の低下が早いだなんて。■氷漬けにしておいたチャンスはもう溶けてなくなっていた。せっかくとっておいたのに肝心な時に使えないだなんて。■浅漬けにしておいたはずのピンチがやってきた。せっかく漬けておいたのにこればっかりはすぐに出てくる。もうお腹いっぱいなのに。



 021129b  カルボーン 

 暖房のしすぎで乾燥し痒くなった腕の肌をボリボリ掻いていたらすべての皮膚がこぼれ落ち骨だけになりました。白い骨が剥き出しのままだと生々しいので青く塗ってみたら意外とカッコよくて調子にのって体中の皮膚を毟りとり体中の骨を青く塗ってみました。そして取り払った肉塊を粘土のように捏ねてもうひとりの自分を作ってみたのですが出来上がった彼はクネクネしながら口笛を吹きつつどこかにいってしまいました。残された自分は口笛を吹く事も出来ず痒みを感じる事もなく人に触れても何の感触もなく悲しくて涙を流す事も出来ず骨は青いのにカッコ悪いです。



 021129a  The 力学 

 もう相対的回転運動をするのは疲れました。ました。した。た。



 021127  喪中 

 個人的な手記。先日、母方の祖母が亡くなったのではじめて御葬式に出席しました。
 通夜・葬儀・告別式・火葬・初七日など一連の型通りに進む儀式は決して無駄ではく、それらにより故人への別れや、後悔、感謝、名残などなどを吐き出す為に忘れる為に思い出にする為に、すべて必要なシステムなのだと感じながら、自分も悲しみ、思い出し、涙しました。
 仏教の葬儀というのは田舎の山や空に、溶け込むかのようにとてもよく似合う。
 母方の祖母とは一緒に暮らしていたわけではなく、10人くらいいる従兄弟(祖母の孫)のうちの1人なので、自分にしてみたら正直なとこ親戚のおばあちゃんという感じだったのだけど(もちろんそれでも悲しいのだけど)、いままで自分ら孫の前では祖母を「ばあさん」と呼んでいた母親が釘打ち前の最後の別れの時、嗚咽交じりに「おかあさん…」と言って棺に縋ったのを見て、ああ、自分の祖母が亡くなったのだと実感し、いなくなってしまった事への悲しみを抑える事が出来ませんでした。
 願わくは在天の霊、安らかにあれ。



 021115  ウハウーハー 

 書くに足らずな日々ですが、やっとウチの事務所に念願の5.1chステレオ環境を導入しました。スゲェーです。ウーハー効かせたら普通に音楽聞くだけでも段違いなのに、5.1ch対応の映画(やっぱり「スターウォーズep1」)観たらビビりました。音響だけでこんなに違うものかと。とくにポッドレースの場面なんて前後左右や腹の底から、もうもうもおおおおごがああぁ感動。とりあえず5.1ch対応ゲーのxbox「HALO」を一からやり直します。とりあえずps2「メダルオブオナー」が終わったら。



 021114  幾度となく 

 何度同じ局面があったとしても、何度も同じ選択をするだろう。何度失敗しても、何度後悔しても。



 021110b  影踏み 

 もう随分と立ち止まったままだ。月もなく深い夜の闇の中、オレンジ色した街灯の明りの下で、ボクはひとり動けないでいた。すぐ側をガタンゴトンと電車が通過する音が聞こえるけど、その姿さえも見えない。街灯に照らされた自分の影だけが、アスファルトに描かれた絵のように身動きひとつせず足下にあった。目の前の闇の中には人々が行き交う気配が感じられ、だけどいくら叫んでみてもボクの声はすべてその手前の闇に吸い込まれて消えてしまう。もう随分と立ち止まったままだ。オレンジ色した街灯の明りの下で、ボクは自分の影を踏んだまま一歩も動けないでいた。



 021110a  スペル発動中 

 ネロカース・バルゴン・サンタック・バルゴン・バルゴン・ゼロタース・バルゴン
 エターナルダークネス(クリアしたけどイマイチ?)より



 021101  答えもなく出口もなく僕は 

 神様待ち。


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