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雷の音で目が覚めた。どうやら近くに落ちたようだ。電車が止まればいいのに、停電になればいいのに。そんな子供心にワクワクしたような些細なイベントもご無沙汰のような気がする。
電車が止まれば、部屋に篭ってゲームやCDやビデオや本を漁るのに。停電になれば、暗闇でモンモンと妄想にふけるか、仮想子作りに励むのに(←いいな)。
僕が観て(読んで)いて身震いをした素晴しいシーンなんかをいくつか適当に。
■漫画「ピンポン」の第51話『High』(→970617B)
■映画「THE END OF EVANGELION」(→970720B)
■桜咲く夜の代々木公園(→980407A)
■映画「ストレンジデイズ」のラスト
ラストのモブシーンで、悪事がばれた警官2人が逮捕され、 するシーン(キモの部分なので伏せときます)。いや、カッコいい。画面中舞散り地面を覆う鮮やかな紙吹雪がカッコいい。逆ギレする警官がスローモーションでカッコいい。「逮捕」で素直に終われるのにこんな悲しい描写をするのもカッコいい。切り取ったように幻想的なのでカッコいい。そこだけでもカッコいい。監督のキャスリン・ビグロー(ジェームス・キャメロンの元ワイフ。この映画の脚本もキャメロン)はもう撮らないのでしょうか?
■小説「絡新婦の理」の冒頭(8〜15P)
冒頭の8ページなのだが、これはプロローグというかエピローグ。犯人とおぼしき人物と京極堂(主人公)が満開の桜の下で会話するシーン。本来はこの小説の一番最後の場面なので話の筋などまったくわからないのだが、人物の感情と桜の散る様のシンクロや、桜色と黒の絶妙のバランスがとても印象的でその情景が勝手に頭の中で思い浮かぶ。綺麗で悲しくて強いその冒頭のシーンに僕は打ちのめされた。このシーンだけでも読む価値はあるのではと。でも相変わらず難しい言葉ばっかり。ところで「塗仏の宴 宴の始末」はまだなのですか?
■クリップ「ハーモニー」
10年くらい前の東京少年というバンド(voがレズだった)のビデオクリップ。曲はともかく、ストーリー仕立ての映像がよすぎ。内容はきっと淡い恋物語的なやつなのだろうけど、1シーン1シーンがとても印象的でまるで良質の日本映画を観ているよう。後で知ったのだが監督は岩井俊二だった。
■つづく
どうやら僕は「舞散る」モノに弱いらしい。
後からジワジワくるものや、音楽はまたいつか。書く気があれば。
一一一二三四五五六八九九九 | ツモ | 七 |
萬萬萬萬萬萬萬萬萬萬萬萬萬 | | 萬 |
初めてあがった役満はチューレンポートン。でもまだ生きている。
そんなに急いでどこいくの。しかも裸足じゃないか。そっちに何があるというの。そっちは行き止まりだよ、きっと。ねえ。僕も連れていっておくれよ。ねえ。ねえったら。
いいさ、勝手に行けば。僕は家に帰ってTV見るもんね。ビール飲むもんね。そんで寝るもんね。ねえったら。
大粒の雨を叩き付けた雲の切れ間から幾筋かの光が濡れた地面を照り付ける。長靴の子供達が水溜まりで無邪気に跳ね回る。太陽の光を反射する水飛沫が眩しくて、僕は水溜まりを避けながら駅へと急ぐ。もう何年も長靴を履いていない。
ゲームに食傷気味。でもやっちゃうけど。
傾向:64DDはいつでるかわからないし、プレステ2もまだだし、ドリキャスはヤバそうだし
対策:でもSONICとVF3とFV2によってはドリキャス買う
問題:ボクの名がクレジットされているクソゲーを5本探し出せ(special thanksとかmanual designとか)
ヒント:絶対わかんないと思う
現状:なんだかゲーム製作に携わってる(今度はdesignerとして)。また紙媒体から離れてく。
自分中心にグルグル回る世界。巻き戻し可能な世界。努力すれば必ずむくわれる世界。もしもボックスのある世界。予定調和な世界。
きっと物凄く退屈な世界。
えーと。もう一度報告します。HD(外付2GB)がブっ飛びました。ここ2、3年のすべてのデータがなくなりました。ネットから吸出した04のデータ以外なにもかもなくなりました。過信してバックアップはしてませんでした。以上。
あんまりウダウダするのはイヤなんですが、この怒りをどこにブツければいいのか、このストレスをどこで発散すればよいのかわからないので、ちょっとグチります。スンマセン。
僕はゼロ(な環境)から何かを作り出すという事があまり得意ではありません。いろいろなアイデアソースを観て触って聞いて感じてそれらに刺激を受けてモノを作るのが僕のやり方です(パクリとは違う、と思う)。そういった意味で自分の作品やデータがすべてなくなるというのはかなりの痛手です。完成しているモノより作りかけのモノやアイデアストックがなくなるというのが一番痛いのです。すでにほとんど出来ていた04のリニュデータなんかはもう一度作ればすむこと。それらや(世に出てる出てない関係なく)今までの作品の元となった自分のアイデアソース、ストックがなくなるというのはとても痛く、さらに不安であったりもします。セーブもせずにメモもとらずに48時間ブッ続けてドラクエやってていきなり電源が切れた思い。そうです、人生リセット気分。
っつーか、なんでモーターがブっ壊れるわけ? なんでデータリカバリーに100万もかかるんだコラ? 直前までやってた2日分のデータだけでも返せよコノ。フザケンナヨコラ。ファック。ビッチ。ブー。テメーなんかオレがこの手でブっ壊してやるよ。ダメHDめ。
というわけで、04は、いや、僕は生まれ変ります。なにがどうってわけじゃないけど、見た目はなんも変らんけど、リセットがかかったという事で。言うなれば「04 ネクストジェネレーション」でしょうか。ピカード船長のように強くなりたいです。データのようにお茶目になりたいです。
やっぱり死ぬ時くらいは前倒れでいきましょうよ。デハデハ。
蝉の声を聞くたびに思い出すのは痛々しいほどの青い空と白くとんだ道と眩しい緑草とうねる海だったハズなのに。それらの風景が陽炎のようにぼやけて。うるさくイラだたしい蝉の声はあの世界だけのモノだと思っていたのに。蝉の声はあの世界の住人だったハズなのに。また蝉が鳴いている。まだ蝉は泣いてる。
ああ、スゴイ…、こんなの初めて…、もう、ダ、ダメ…、あっ…。
HDがブっ飛びました。すべてのデータがなくなりました。アプリも仕事もゲームも個人作品も集めたFONTも04リニュデータも汗も涙も青春も。やる気が失せました。ああ、もうボクはダメだ。ボクはダメ人間なんだ。
「うちひしがれて」ツアー(今年は6名)も今夏で6年目だし京極読みながら電車乗ってついたら麻雀しだして車組を向かえて桃争奪麻雀して飲んで寝て海行ってはしゃいで花火大会を穴場で見てパニック映画を体験して帰って飲んで寝かせてもらえず天気が悪いので泳がず車組を見送って海辺で京極読んで寝て帰って寝て海水浴場いって京極読んで寝て帰りの電車で京極読んで家付いて京極やっと読み終わって熟睡。
でもなにより嬉しかったのは、おばあちゃんがまだ元気だったこと。長生きしてください。
朝、目が覚めたら体中のネジがゆるんでいた。右腕なんてほらあやつり人形みたいにブラブラしてるし、左脚なんてまだベットの上に転がったまま。左手の指はバラバラと散らばっているし、なにより右目がない。予備のパーツももうないし、このままじゃ外に出れない。しかたがないので玄関に飾ってあるヒナちゃんマネキンのパーツで代用しよう。女モノだけど誰にもわかりっこないさ。だってみんな自分に夢中。
980803B | フジロック行ったので一言コメントでも |
Stereophonics:見たかったけど間に合わず BLANKEY:3ピースなのにこんなにも武骨で GARBAGE:CDよりライブの方が断然よい SONIC YOUTH:新曲実験だからか期待してたよりイマひとつ 忌野:ソニックユースの後だけにコビ感が Costello:後半になるにつれ観客増えるもそれはBECKファン BECK:ウゴーまってたぜチビッコー、ムギャー言う事なーしブワーウギャー我忘れー BJORK:その時そこは異世界に..別格..まいりました 2日目:行こうと思ってたけど起きたら昼すぎ体痛し No1 SOUL SET:見たかった BF5:聞きたかった IAN:見たかった PRIMAL:感じたかった PRODIGY:狂いたかった
偏見を持ち、理屈で考え、それを見ようともせず、惰性で動く。閉じていたカーテンを開け、しめきったままの窓を開ければ、空は青く照りつける太陽は眩しく、外に出て見る。遠くの道には陽炎が。蝉が泣く。
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