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 991126  コンビニで立ち読みしてて気になる有線ベスト3 

 エレベータに乗ると一人の男(ベレー帽)がいた。エレベータが動き始めると突然彼(指なし皮手袋)は何かを口ずさみはじめた。ニーポーンノミライハ〜(ウォウ*4)。ボクは彼を殴った(モーニングパンチ)。ドアが開きまた男(メガネデブ)が乗り込んできた。彼(長髪)も何かを口ずさんでいた。知らない歌だ。彼がニヤッと笑い話しかけた「ハツラツッスよね、プッチモニ」。彼(ケミカルウォッシュ)と彼(長髪をゴムでまとめてる)は目を合わせニヤリと笑った。ボクは隠し持っていた銃で二人を撃ち殺した。彼らの頭に開いた穴から湯気が立ち上る(ツンクプロデュース)。
 ドアが開きまた別の男(中学生)が乗り込んできた。彼(丸刈り)も何かを口ずさんでいた。ボックラッガウマレニャラーニャズットズットマエニハモーッ(略)。もちろんボクはすぐに彼を打ち殺した。彼の魂(11号)はたぶん月にいったでしょう。



 991125  濃霧注意報 

 AM5:30の帰り道。街は霧に包まれていました。伸ばした手の先がかすむ程の濃霧。真っ白な闇夜の世田ヶ谷通り。バイクからのびる一筋の明かりと、遠くかすかに滲んで見える赤や緑の信号の明かりだけが頼りの霧の中を走ります。雨も降ってないのにびしょ濡れです。バイクのライトの中をよく見ると無数の水泡が渦巻いてます。この水泡の渦が街中を包んでいるのかと思うと、ボクもおもわず拡散しそうになりました。



 991122C  ……の記憶 

 昨日の晩、風呂上がりに耳掃除をしていたらヘンな物が出てきた。小っちゃなヒューズみたいな物。どうしてこんな物が耳の奥から出てきたのだろう。ボクは気味が悪くてその小さな機械を粉々に壊してゴミ箱に捨てた。
 突然、ボクは思い出した。あれはまだボクが小学生の頃、裏山で遊んでいた時の事。夕暮れの空に浮かぶ飛行船。そこから降りてきた銀色の…。物凄くおぞましい事なのに、とても重要な事なのに、忘れさるなんて出来ない事なのに、何故思い出さなかったのだろう。はやく知らせなければ、はやく警告しなければ。ボクは焦りながら電話に手を伸ばしたその時。急に窓の外が明るくなった。それは夜空に突然現れた。小さな太陽のように発光した飛行船。小学生のボクが裏山で見たのと同じ飛行船。そしてあの時と同じ銀色の……。
 昨日の晩、なにかを思い出した気がするんだけど、何だったっけ。とても重要な事だったような気がするけど。んー、ま、いっか。



 991122B  花園 

 握ったその手を、挟み込むその足を、火照ったその頬を、絡み付くその唇を、悶えるその声を、心地よいその膨らみを、滲んだその記憶で、ボクは、ボクは、ボクは。



 991122A  雑誌雑感 

 久々に大きな本屋に。■海外で購入したり、通販したり、コッソリ発見して喜んでた本が平積みになっていた。■なんかエロなミニコミがふえてる気がする。■惰性で毎月買ってる雑誌と、おまけROMにつられる雑誌。■ロゴや表紙がムチャクチャカッコ悪くなっていて、いまさら立ち読みする気もおきない雑誌。■クレジットかなければ意味のない垂れ流しテキスト。■タイトルロゴが小さくて、新ゴしか使ってない雑誌。ビバ、シニベン。■Condensedなフォントを使う雑誌がふえてる気がする。洋書の影響なのでしょう。■イラストと写真とテキスト(とデザイン)を同等に扱った雑誌が好きです。■諸星大二郎「鬼市」やっと見つけた。■藤原カムイはどれが最新かわからない。■本代が食費を超えました。



 991116C  = 

 諸星好きと京極好きはイコールの確率が高いと思うのです。そうでもないのかな。ボクはそうなのですが。
 「百器徒然袋/雨」ムチャおもしろい。諸星の新刊がみつからない。



 991116B  切り替えスイッチ 

 創作モードが落ちてしまったんだな。何かを作る気がしないもちろん仕事もやる気なし久しぶりだねムフフンフン。どうせ2、3日寝れば直るのでその間にたまったマンガ読んだりねビデオ観たりね受動的に惚けてねこれで海岸なんかで寝っ転がれたらたぶん幸せなんだな。



 991116A  昨日のワン子 

 でもDNAは覚えてる。



 991115  今日のワン子 

 なんにもないよ。誰もいないよ。



 991114  久々にFlash 

 sublimegraphicsの「planets view」に参加しました。どうやら一番載り。イェー。



 991110  ドラクエツー 

 旅の途中で見つけた君は、突然僕から逃げ出した。僕は急いで追い掛けたがもう君はいなかった。僕は旅を続けた。僕は寂しくて山びこのふえを吹いた。しかし山びこはかえらなかった。ある街には男の帰りを待つ女がいる。僕は男の行方を知っているが何も言わない。言ったところでどうにもならないからだ。追い付いたところで今の僕には君をどうにも出来なかったのかもしれない。もっともっと強くならなければ。



 991105B  レベルアップ 

 頭の中でのシュミレーションではあんなにカッコよかったのに、いざ実際に作ってみるとなんかイマイチ。そんな事ってよくありませんか? ボクはよくあります。そんな時は数打ちゃ当たる戦法で力技。もっとラクしていきたいです。まだまだ修行が足りんのです。まだまだ経験値が足りんのです。逃げるなメタルスライム。



 991105A  世界まる見え不思議発見の車窓ウルルン滞在記 

 火を吐く生き物がいたという。喉が焼けただれ死滅したという。



 991102B  ヨロペコ 

 ■大量代休はNewYorkと千葉リーヒルズの旅で終わりました。海外も海岸もいいです。また行きたい、いや行く。■そろそろ雑誌に露出のゲーム「beat planet music」はどうですか? グラフィックのほとんどはMeCompany作なんですけど、ボクもちょこちょこっとお手伝いしました。ヨロペコ。■「ドラクエ1、2」の為に買ったカラーGB、なんでか「GBウォーズ」ばっかりやっている(3回目)。誰かルビコンガワの攻略方法を教えてください。■まだまだ「実況ウイニングイレブン4」にハマり中。■まだまだ構想(妄想)だけが広がるエロページ。覆面エロ座談会とか。ネタもNYでいろいろ手に入れたし。■今月のタイトルフォントは9031の「Radio Dept」です。■カッコいいなと思うモノと自分の作るモノ(方向性)は必ずしも一致しないのです。毎日嫉妬。



 991102A  サンセット 

 夕日が海に沈んでいく。水平線はギラギラと煮えたぎる。ボクはまだ太陽に照らされていたい。闇に包まれるにはまだ早すぎる。ボクは電柱を登りビルの屋上に出て給水塔の上に立った。それでも太陽は沈んでいく。闇夜がすぐ後ろまで迫って来た。ボクは送電線を渡り、この辺で一番高いTV塔を登りはじめた。太陽はジワジワと海に沈んでいく。ボクはモクモクとTV塔をよじ登る。やっとてっぺんまで辿り着いた時、太陽がジュッと水平線に消えた。
 頭上で照かる月は眩しかった。


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